見た目は同じ!?オフィスチェアはなぜこんなにも値段が違うのか

高いものから安いものまで猫も杓子もメッシュ

現在のオフィスチェアの流行はメッシュ素材であること。
メーカーに関わらず、高いものから安いものまで猫も杓子もメッシュで作られています。

こうなると、デザインはほとんど変わらず、一見しただけでは、どのメーカーのオフィスチェアなのか分かりません。それだけデザインは似てきています。
そうなると今度は値段の違いが分かりにくくなります。

同じメッシュのオフィスチェアなのに1万円以下のものもあれば10万円を超えるものまで幅広く展開されています。
では一体どこに値段の違いがあるのでしょうか。

まずは、当然ですが、機能です。

リクライニングやアームレストの高さ調整、ランバーサポート機能など、機能が複数あれば値段は高くなります。
ただ、同じような機能を持っていても値段に違いがでてきます。

次に値段が異なる要因が生産地。

オフィスチェアに限らず日本製はどうしても高額で、中国製などアジア生産なら安くなります。
人件費の差が商品価格に差になるのです。またドイツ製やアメリカ製などは為替によっても変わります。今は円安ですから輸入品は高いですよね。

ただ、価格差を生じさせる要因はそれだけではありません。最も価格に影響を与えるのは生産までにかかる研究開発費です。
デザイナーや被験者の数、生産までにかかった年数などが値段を決めるのです。

これもオフィスチェアに限らず、車や家電製品も同じです。
薬も一緒です。
ジェネリック薬品が安いのは研究開発費がかかっていないからです。

つまり、高額なオフィスチェアは研究に研究を重ねて製品化されたのです。
よく車で例えられますが、100万円の車も300万円の車も車の製造に関わる部品代はほとんど変わらないそうです。

これはオフィスチェアも同じ、多少の差はあっても部品代はほとんど変わらないはずです。

安いオフィスチェアが悪いわけではありません。

このように高額なオフィスチェアには高額なだけの理由があるのです。
だからといって安いオフィスチェアが悪いわけではありません。

ただ、高額なオフィスチェアは、デザインは真似できても、真似のできない細かい技術が使われていたり、研究によって生み出された絶妙なフィット感があったりします。

デザインが似てくるのは流行りですから仕方ないですしまたメッシュに代わる素材が流行することもあるかもしれません。
これから新しい機能もでてくるかもしれません。

それもやはり研究によるものなのです。

大手が莫大なコストをかけて新しいオフィスチェアをつくり、それと似たオフィスチェアが安価ででてくる。

そこに大きな価格差が生まれるのです。

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